2021年12月から2022年1月にかけてレナード彗星(C/2021 A1)が日没後に見られる。天体山望で富士山と彗星をシミュレーションし撮影した。1ショットのみの画像なので彗星が目立つように明度、コントラスト、トーン等を調整している。
2022年1月4日、5日。扇山山頂から
4日、5日の写真ともに富士山のお鉢部分のトリミングのみで画像処理は行っていない。
撮影されたレナード彗星と天体山望のシミュレーションとは多少ずれたが、バーストしたことにより軌道がズレていることも考えられる。いずれにしろ撮影には役立つ範囲の誤差だろう。
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2022年1月3日
扇山に向かう登山道から。焦点距離150mmのレンズで撮影したが彗星がいまいちなので富士山の山頂部分をトリミングした。
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2021年12月29日
九鬼山から。この日は富士山に笠雲がかかるあいにくの状況だった。撮影時の太陽高度は-15度に近く暗いので画像処理により彗星や笠雲を目立たせた。
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2021年12月21日倉岳山から。月は出ていないので富士山は暗い。
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2021年12月19日陣馬山から。月明かりに照らされ富士山はそれなりに写る。
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スカイツリー
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2019年4月16日5時11分頃
峠の丘から
少し露出オーバーになった。換算1100mmで撮影。スカイツリーまでの距離約50Km。
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2018年4月10日5時17分頃
高尾山展望塔下から
この日は他に4名撮影に来ていた。換算1100mmで撮影。スカイツリーまでの距離約51Km。
写真は5時17分頃でシミュレーションは5時18分。
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2018年3月2日17時55分頃
高尾駅の南西1Km程の所から
ここ2年程天気が悪い日が多く撮影する機会が減っていた。また撮影できてもピントが合わなかったりと残念な結果が続いた。この日は花粉の飛散や太陽高度-3.6度とあまり良いとは言えない時間帯だったが、それなりの月影のスカイツリーを撮影出来た。月の見え方が少し悪かったのでトーン調整している。スカイツリーまでの距離約49Km。
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2016年4月12日5時15分頃
某所11階から
この所太平洋上の雲に邪魔される残念な状況が続いていたが、この日の東側は南北二つの低気圧に挟まれた気圧の背?となり、雲の少ない隙間が出来たようだ。スカイツリーまでの距離約48Km。
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2015年9月30日19時9分頃
城山湖の金刀比羅神社東から
金刀比羅神社からだと、もっと上にずれるので200m程東側から撮影した。スカイツリーまでの距離約49Km。
この日は多少薄雲は出たが、昇り初めから月が見られる良い状況だった。また、この場所ではヤブ蚊を心配していたが、気温が下がっていたので出ずに済んだ。
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2015年1月8日17時53分-54分頃
言問橋西詰め南側から
スカイツリーの先端を通過するラブジョイ彗星(C/2014 Q2)。天体山望のシミュレーションの想定よりは少し右側を通過したが、撮影には十分実用的な計算精度と言える。
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2014年10月8日18時21分~20時9分頃
隅田公園から
東武浅草駅の北東の隅田公園から基本8分間隔で撮影した画像を合成した。TVによると六本木ヒルズではほとんど雲っていたようだが、スカイツリー周辺は8時過ぎまでは曇らずに済んだ。因みにこの付近には100人程のカメラマンが集まった。
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2013年12月14日16時14分頃
京成曳舟駅北西から
この所の金星は太陽と地球の間にあり、大きく明るく、そして欠けて見えるようだ。この先は新月と同様の朔の状態になり見えなくなるが、来年1月後半からは明けの明星として見られるようだ。欠けた金星だけでも良いのだがスカイツリーの上を通過する金星を撮影してみた。600mmで撮影すると約1.4Km先のスカイツリーは先端付近だけ撮影されるので、スカイツリー方面が開けている場所なら先端は見えるだろうと考え、見えるかどうかは分からなかったが京成曳舟駅北西のふじ公園の北側に行ってみた。
天体山望の金星のシミュレーション精度も取り敢えず実用的なようだ。
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2013年5月8日3時30分頃
山桜の丘から
この日の月とスカイツリーとの位置関係では、月が展望デッキにかかる頃が良かったようだが、少し失敗してこの時刻からの撮影となった。月齢27の細い月に500mmF8にISO6400の1/3秒では少し露出不足だったので明るさ等調整した。1秒程度は露出しても良かったのかもしれない。距離約49Km。
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2013年3月15日18時40分頃
一之江橋東詰北から
新中川の一之江橋東詰の少し北側から撮影した。すぐ上に高圧線があるので撮影には良い場所ではない。先端が18時40分頃のパンスターズ彗星。画像はトリミングしコントラスト等を調整している。この日も雲が出て少々邪魔されたがスカイツリーの先端付近ではパンスターズ彗星を撮影することができた。
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2013年1月29日19時19分頃
小田野出城から
月は高度が低いのでそれ程明るくはなく、ライトアップされたスカイツリーはそれなりに目立った。距離約50Km。
この日の上空はずいぶんと雲に覆われていたのだが、東側の地平線に近い空は雲が無く、月の出始めから見られる良い状況だった。
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2012年8月30日5時14分頃
某所5階から
この日は薄雲が出ていたせいか太陽の上側の空も明るくなり、太陽の外に出ているゲイン塔も目立つ撮影には良い状況だった。都庁も影絵状態にしたかったのでこの場所にした。距離約48Km。
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2012年5月21日6時35分~7時49分頃
吾妻橋ホール横から
●写真のスカイツリーの先端にかかった太陽は7時30 分30秒頃。金環の太陽は7時35分頃。距離約900m。
基本5分間隔で合成した。露出はマニュアルで 行ったので、露出の過度や不足があり4分間隔のものもある。16枚合成でもスカイツリーは出現 しないので、スカイツリーは太陽が通り過ぎた後 のスカイツリーだけの画像を合成した。スカイツリーまでの距離が900mと近いので、シミュレ ーション標高が1m違うと結果も結構変わる。それなりに正確なシミュレーション標高が必要になる。
2010年12月22日17時38分頃
宿河原駅北の多摩川土手から
川崎市立稲田中学校の東50m程のサイクリングロードから撮影した月影のスカイツリー。距離約23Km。
画像はトリミングしている。この付近の土手の北側には樹木が生えていて視界を邪魔するが、すでに落葉していて幹や枝の隙間から撮影することができた。第一展望台の右の棒状の影は多摩川対岸の電信柱のようだ。宇宙戦艦大和風にも見えるスカイツリーの高さは18日に529mになっている。
●天体山望の月の表示は円で表しているが、実際の月は大気による屈折で上下にひしゃげる。天体山望の月とスカイツリーのシミュレーションは十分に実用的な精度と言えるだろう。
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●スカイツリーの座標に関して
スカイツリーの座標は国土地理院が提供している地理院地図から得た。
天体山望の追加山頂データは以下のようになる。このデータを使用すると位置設定の際の高さが、それぞれ展望デッキ、展望回廊の海抜標高に設定される。 |
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【東京スカイツリー・どこまで見える・どこから見える】
次の二つの図は天体山望の影絵機能で作成したもので、スカイツリーの第一展望台と第二展望台から見える場所の概略を示したものだ。どこまで見えるか、どこら見えるかの概略が分かる。光の当たっている明るい部分が展望台から見える地点を表している。東京スカイツリーの展望台から見える一番遠い山は福島県の一切経山のようだ。そして西吾妻山は山形県と福島県の県境にあるので、東京スカイツリーが見えるのは山形県、福島県、新潟県、長野県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県の12都県のようだ。 |
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【第一展望台からの影絵】
第一展望台(海抜354m)から見られる地点。
▲北は最も遠い福島県北部の一切経山(イッサイキョウザン、約228Km)、西吾妻山(ニシアヅマヤマ、約227Km)などがある吾妻連峰が、東京スカイツリーから一番遠くに見える場所のようだ。少し南に下がって、安達太良山(アダタラヤマ、約217Km)が見えるようだ。ただし、これらの山は地平線に近いので確認は難しいだろう。 |
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【第二展望台からの影絵】
第二展望台(海抜454m)から見られる地点。
▲西は南アルプスでは最も遠くに見える山と思われる聖岳(ヒジリダケ、約155Km)、農鳥岳(ノウトリダケ、約143Km)が見えるようだ。 |
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【東京スカイツリーの第一・第二展望台からの山望図】
次の図は、スカイツリーの第一展望台から見える山並みを、天体山望でシミュ レーションした山望図(展望図)だ。パノラマモードで作成した山望図をペイントソフトで連結している。 ※画像を拡大するにはJavaScriptの設定が必用です。 |
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【第一展望台から吾妻連峰方面の山望図】
吾妻連峰の山々は高度が低く、出方も少ないので確認は難しそうだ。
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【第二展望台から吾妻連峰方面の山望図】
100m高いとはいえ、第一展望台と同様に確認は難しそうだ。
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【第二展望台から三宅島方面の山望図】
三宅島の雄山は羽田空港駅の向こう、東京湾にある第一海堡、第二海堡 の奥、三浦半島の上に出るようだ。確認は難しそうだ。
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